タッピング症例ーお金にまつわること

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こんにちはウインク

感情解放のスペシャリスト 大津美保です。

海外のEFTタッピングの症例をご紹介します。

お金については、人それぞれ様々なブロックがあります。

多くは、子供の頃、親から「家はお金がないんだから!」と

言われてきたという体験ですが、今回はその真逆ですびっくり

目を向けないというのも問題なんですね・・目

ところで、あなたが経済的に豊かになるのを止めているのは何ですか?

イラーナ・ワイラー(イスラエル)

豊かさを引き寄せるワークショップで起こった、短いけれども
パワフルな体験談をご紹介します。

毎回、受講者の一人にデモ・セッションを行い、残りの受講者は
各自タッピングをして効果をシェアしています。ハンナ(仮名)
は衣装デザイナーで、お金を稼げるという考えが浮かぶといつも、
やる気や創造力、希望に満ち溢れるのだけど、しばらくすると
たくさんの売れ残りを抱えることになるのだそうです。

感情のレベルを確認すると、10のうち5でした。そこでタッピング
始めました。”いつもやる気に溢れるんだけど、いつもたくさん売れ
残ってしまう・・”たくさん売れ残るとか、売れ残った箱の山、本当
にたくさんの売れ残り、という言葉をリマインダーに使いました。

ハンナの表現が変わったのに気づいたので、どう感じているか聞いて
みることにしました。ハンナはその時感じている嫌な気持ちは大きく
なり、10のうち8になったと答えました。みなさんおわかりのように、
これは新しい側面が姿を見せたということを示しています。身体のど
こにそれを感じるのか尋ねました。ハンナは胸に感じると答えました。

「その感情を表現できる?」と尋ね、誘導イメージ療法とワンブレイン
テクニック(私の専門)に関する知識やスキルを使って様々な感覚や
比喩を使うよう誘導しました。何かを解放する時には、色々な感覚や
比喩を使った方が常によい結果となります。

ハンナは、「箱のように感じます。角が鋭い箱です。冷たくて・・色は
青です。」この箱についての情報をたくさん手にして、タッピングしま
した。”この青くて冷たい、角の鋭い箱が胸にある。感情は8ぐらいで・
・”リマインダーは青い箱、冷たい、鋭い角が私を傷つけるなどでした。
タッピングをしていると、ハンナがこう言いました。「お金の問題は
実家では常に秘密でした。両親は過保護だったのです。」

EFTではいつものように、問題が進化し始めました。薔薇の花が非常に
ゆっくり(もしくは非常にすばやく)開いて行くようにタッピングで
前進しました。

”両親は一度も私にお金の話をしなかったけど、それは秘密だった。
過保護だった。私は箱に入れられ、秘密も箱に入れられていた・・”
リマインダーフレーズには箱に入れられた、決して話し合うことが
なかった、過保護を使いました。

数回タッピングした後で、ハンナは解放されたように感じると言い
ました。箱はもうそこにはないのだそうです。「じゃあお金の話を
あなたとしなかったということに戻りましょう。他にある?」

「お金は大人の問題で、子供の問題ではないといつも考えられていた
のです。両親はよく言って
いました。「あなたはただの子供でしょ。楽しんでいればいいのよ。
今は遊んで、大きくなったら考えればいいのよ。」と。両親は常に
「大事なのは楽しむことよ。」と繰り返していたのです。

「今言葉にしたことで、そのことがどう影響していると思う?」と
尋ねました。「よく地元の食料品店に行って、友人にお菓子を買って
あげていたのを思い出しました。楽しんで、パーティをして、支払いは
両親がやってくれてました。お金のことは何も理解していなかったのです。」

その「私はお金のことは何も理解していなかった。」という文章を繰り
返してもらい、「感じはどう?」と尋ねました。ハンナは下腹部に10の
うち5ぐらいの痛みを感じると答えました。

ゲアリーの「具体的な出来事を選ぶ」テクニックをやってみたいと思いま
した。実際にはトラウマや辛い記憶に対処していたわけではなかったの
ですが。それよりも認知やセルフイメージの問題でした。ですが、前述
したようにこの時はデモセッションでしたので、何かを教えたいと思っ
ていて、この問題に関係する子供時代の具体的な出来事を思い出すよう
に伝えました。

何も浮かばなかったので、目を閉じ、子供の自分が近所にいるのをイメー
ジするように伝えました。ハンナは道路が見え、食料品店が見え、絵葉書
のような二次元の絵のようだと話しました。

理由は様々ですが、ご存知のように、このように直感的な導きが次第に現れ
てくることがあります。この場合はハンナの顔と声でした。その言葉が自分
のものかどうかを感じる必要があると伝えました。

”私の一部分がそこだけ固まったように子供時代の場所に留まっているけれ
ども、私は自分の全ての部分を愛し、受け入れます。”

ハンナはうなづき、同意しました。「ええ。こんなふうに思ってるわ。
ずっと小さな女の子のままでいたいって。創造的で、よくはしゃぐ子供で、
心配なんてなくて。だけど今は大人だから支払いをしなきゃいけないのは
私なの。両親じゃないのよ。」

このことについて、何回かタッピングをしました。”こういう子供らしい
性格を全部残しておきたいし、自分の創造性や情熱に必要だけれど、
自分の大人の部分も認めたい、そして自分のどちらの部分も愛し、
受け入れ、尊重します。”

”私には二つの部分があるけれども、その二つを繋ぐ橋を架けることを
選びます。(ヘブライ語で橋という意味のGESHERは繋ぐという意味の
KESHERと音が非常に似ていて、両方の言葉を使いました。)
”私は自分の創造的で情熱的な部分を尊重し、自分の責任ある大人の部分も
尊重し認めます。同時に両方であることができます。”

それから別のリマインダーでもタッピングもしました。”私は創造的です。
私はお金の問題に責任を持っています。私には情熱があります。私はお金
の問題に対処できます。私は子供でいなければならないとか、大人になら
なければいけないということはなく、どちらの部分も同時に機能させるこ
とができます。”これを数回タッピングすると、ハンナは突然美しく大きな
笑顔を見せ、強く暖かいハグをしてくれ、1時間ほどのデモセッションを
終えました。後でハンナは統合した感じが強くしたと話してくれました。
軽さと情熱を感じたそうです。

次の朝、ハンナは電話でお礼を伝えてきました。「ちょっとしたお話があ
るの。数分前に母が電話してきて、昨夜何をしたか聞いてきたの。あなた
のワークショップとEFTのことを話したわ。そしたら、「あなたが楽しけれ
ばいいのよ。」って言ったの。昨日も同じ言葉を聞いたけど、でも今回は
遠くから聞こえたわ。笑顔でね。」と。

今回もこの優しく、賢明で、元気付けてくれるテクニックがミラクルを
起こす場面に立ち会えて光栄でした。

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